
住宅の建築やリフォームをする際に使える補助金制度にはさまざまなものがあります。2025年に
開始された「子育てグリーン住宅支援事業」も、住宅補助金の一種です。
今回は、子育てグリーン住宅支援事業の概要や対象、要件など、子育てグリーン住宅支援事業
について網羅的に解説します。
子育てグリーン住宅支援事業とは?
子育てグリーン住宅支援事業とは、子育て世帯や若者夫婦世帯が省エネ性能の高い住宅を取
得する、またはリフォームを行う際に国が補助金を交付する事業です。補助金を受けるために
は、いくつかの要件を満たさなければいけません。受給に必要な要件は後述します。
なお、2024年は「子育てエコホーム支援事業」という名称でしたが、2025年からは「子育てグリー
ン住宅支援事業」に変更されています。
参考:国土交通省 子育てグリーン住宅支援事業
補助対象(新築)
新築の補助対象は、以下のいずれかの住宅です。
・GX志向型住宅
・長期優良住宅
・ZEH水準住宅
それぞれの概要や要件をご紹介します。
GX志向型住宅
GX志向型住宅とは、以下の条件を全て満たした住宅のことです。
・断熱等性能等級が6以上
・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が35%以上
・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が100%以上
GX志向型住宅を建築する場合、160万円の補助金が受け取れます。子育て世帯や若者夫婦世
帯だけではなく、全ての世帯が対象です。
長期優良住宅
長期優良住宅とは、以下の要件を全て満たしていて、地方公共団体から認定を受けている住宅
のことです。
①劣化対策等級(構造躯体等)が3以上
②耐震等級(倒壊等防止)が構造種別に合わせた基準以上
③断熱等性能等級が5以上、かつ一次エネルギー消費量等級6以上
④維持管理対策等級(専用配管)が3以上
⑤維持保全計画を立てている
⑥少なくとも1階の床面積が40㎡以上、かつ延べ床面積が75㎡以上
補助額は、建替前に居住していた住宅などを除却する場合は100万円、ほかのケースでは80万
円です。また、対象となる世帯は子育て世帯または若者夫婦世帯です。
なお、子育て世帯とは18歳未満の子どもがいる世帯、若年夫婦世帯とは夫婦のいずれかが39
歳以下の世帯のことを指します。
ZEH水準住宅
ZEH水準住宅とは、以下の要件全てを満たした住宅のことです。
・断熱等性能等級が5以上
・一次エネルギー消費量等級が6以上
なお、「ZEH住宅」とは異なり、「ZEH水準住宅」には再生可能エネルギー導入は要件に含まれま
せん。
補助額は、建替前に居住していた住宅などを除却する場合は60万円、その他のケースは40万
円です。また、対象となる世帯は子育て世帯または若者夫婦世帯です。
補助対象(リフォーム)
補助の対象となるリフォームは、SタイプまたはAタイプです。Sタイプ、Aタイプそれぞれの概要や
補助額、対象世帯をご紹介します。
Sタイプ
Sタイプは、必須工事3種である「開口部の断熱改修」「躯体の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」
の全ての実施が要件です。必須工事と同時に行う場合に限って、子育て対応改修、バリアフリー
改修なども補助対象です。
補助額は上限60万円で、要件を満たせば全ての世帯が受けられます。
Aタイプ
Aタイプは、必須工事3種である「開口部の断熱改修」「躯体の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」
のうち、いずれか2種の実施が要件です。Sタイプ同様必須工事と同時に行う場合に限って、子育
て対応改修、バリアフリー改修なども補助対象です。
補助額は上限40万円で、要件を満たせば全ての世帯が受けられます。
レンガの家づくりはエターナルハウスへ!
北海道でレンガの家を建築したい、またはレンガの家にリフォームしたいとお考えの方は、エター
ナルハウスにご相談ください。
エターナルハウスは、これまで数多くのレンガの家を建築してきました。培ったノウハウを活かし
て、レンガの特性を活かしつつ理想の住宅づくりのサポートをします。
レンガの家づくりは、エターナルハウスにお任せください。
まとめ
住宅の建築やリフォームには多額の費用がかかるものの、補助金を活用することで費用負担を
軽減できます。
省エネ性能の高い住宅の取得やリフォームを検討中の場合は、子育てグリーン住宅支援事業を
受けられる可能性があります。
補助金制度を活用して、費用負担を軽減しつつ住みやすい住宅を作りましょう。