この記事では、レンガの家が地震に強い理由と、さらにその耐震性を高めるための方法について詳しく説明します。レンガ建築の特長や、地震が多い地域での利点に焦点を当てながら、安全な住環境を築くためのヒントを提供します。
レンガ建築は地震に強い?その魅力と利点を紹介
日本のレンガ建築には、地震に強いという特徴があります。実験においても、レンガ建築は震度6以上の揺れに耐えられるということが証明されています。
耐震性の高い住宅を建築したい方にはレンガ建築がおすすめです。
ここからは、レンガ建築の魅力や利点、なぜ日本のレンガ建築は耐震性が高いのかについて、さらに詳しくご紹介します。
レンガ建築の優れた耐震性
レンガ住宅が地震によって崩れていく様子などがニュースなどで流れていることがあります。このイメージから「レンガは地震に弱い」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、日本のレンガ建築では地震への対策がされているため、耐震性が確保されています。具体的には、木造建築にも用いられている「ツーバイフォー工法」や「在来工法」といった建築方法が採用されています。これによって、木造建築と同等の高い耐震性を実現しています。
地震地域でのレンガ建築の利点
地震の多い地域では、特に耐震性を重視した住宅が多く建てられています。耐震性の高い住宅として一般的な木造建築が人気ですが、前述の通りレンガ建築も木造建築同様に耐震性が高くなるよう工夫されており、地震地域での建築にもおすすめです。
また、レンガ建築は耐震性だけではなく、おしゃれな外観と耐久性の高さが魅力であり、外観にこだわりたい場合にも適しています。
耐震性向上の方法
レンガ建築は単にレンガを積み重ねているわけではなく、前述のとおり、耐震性を高めるためにツーバイフォー工法や在来工法と組み合わせています。
ツーバイフォー工法とは、壁・床・天井などの面をパネルで作って、それを組み合わせることで住宅をくみ上げる工法です。一方、在来工法とは日本で古くから用いられている工法で、柱と梁で住宅を支えて、斜めの木材で補強します。
レンガ建築においては、縦と横に鉄筋を緊結したレンガに対して、さらにツーバイフォー工法や在来工法を組み合わせることで、強靭な構造を作り上げます。
耐震性だけでなく、保湿性や断熱性も高められるため、より住みやすい住宅作りに役立ちます。
レンガの家の耐震性を高めるための具体的な方法
ここまでご紹介した通り、日本ではレンガ建築でも耐震性を高める工夫を施しているため、地震に強い住宅にできます。
前述した建築工法のほかにも、レンガの家の耐震性を高めるために施されている工夫として、鉄筋コンクリートとの組み合わせが挙げられます。
レンガ建築では、レンガを積み立てていきますが、住宅の高さまで積み立てたレンガの重量は必然的に大きくなります。
積み立てたレンガの重さに耐えられるようにするための方法が、鉄筋コンクリートとの組み合わせです。具体的には、基礎をコンクリートで固めて、レンガ壁には頑丈な鉄筋を通して補強しています。
レンガ壁の補強
レンガ壁を補強することで、耐震性を高めています。レンガ壁の補強とは、外壁のレンガに縦と横に頑丈な鉄筋を通すことです。
単に積み重ねるわけではなく、鉄筋を通すことで強度を上げます。
適切な基礎の設計
基礎を適切に設計することは、耐震性だけではなく安全に住み続けるために必要不可欠です。
日本のレンガ建築では、基礎部分をコンクリートで固めることで、強い揺れに見舞われても崩れ落ちないように工夫しています。
専門家のアドバイスとアップグレードの重要性
レンガ建築で耐震性の高い住宅を建てるためには、専門家のアドバイスを受けて必要に応じてグレードアップしなければなりません。ここからは、専門家のアドバイスとアップグレードの重要性を解説します。
設計段階からの耐震性の考慮
レンガ建築に限らず、耐震性の高い住宅を建築したい場合は設計段階から耐震性に考慮しなければなりません。どのレンガを使えば耐震性が高いのか、どのような構造にすれば耐震性を高められるのかなど、設計段階から専門家にアドバイスをもらうことが重要です
場合によっては、理想の構造と耐震性を考慮した構造が異なる場合もあるでしょう。そのような場合には、妥協できる範囲やどうしても譲れない点などを専門家に伝えて、最適な構造を決めていくことが大切です。
レンガ建築の設計段階での耐震性の検討
レンガ建築の設計段階で、耐震性を検討します。
どんなにインターネットなどで情報を集めても、素人が設計段階での耐震性を測ることは不可能です。専門家に必ず相談して、耐震性に問題がないかを見てもらいましょう。
まとめ
レンガ建築では、鉄筋コンクリートと組み合わせて適切な建築方法にすることで、耐震性の高い住宅が建てられます。レンガ建築の特徴を知り、耐震性の高い住宅を建築しましょう。
レンガの家が地震に強い理由のまとめ
日本のレンガの家が地震に強い理由として、この記事では以下を紹介しました。
- 木造建築にも使用する工法を応用している
- 鉄筋コンクリートととの組み合わせ
耐震性の高い工法や、縦と横に通した頑丈な鉄筋、基礎を固めるコンクリートによって、日本のレンガの家は高い耐震性を持っています。
インターネットなどで、海外のレンガ住宅が崩れ落ちていく映像を見かけることがありますが、日本におけるレンガの家では、強い揺れでも崩れ落ちないような工夫がなされています。
耐震性の高いレンガ建築を実現するには
地震の多い日本では、万が一に備えて耐震性の高い住宅にすることが大切です。
株式会社小林住工では、レンガ建築の豊富な知識と経験で耐震性も備えた理想のレンガ住宅の建築のサポートをしています。耐震性の高いレンガ建築に関するお悩みは、ぜひ株式会社小林住工にご相談ください。